家康の散歩道⑥ 「本多忠真」
「しんがり」って言葉知っていますか!?
漢字では「 殿 」と書く
現在では、ほとんど使っていない言葉
軍事用語で、退却する軍隊の最後尾にて
追撃する敵を防ぐ役。
列や順番などの一番あと。最後尾。という意味
「しんがり」とは「 死 」を覚悟で仲間を守るという
正に「 忠義 」そのものなのである。
三方原の合戦で武田軍に敗れた家康を
逃がすために、この「しんがり」を
かって出たものがいた。
それが「本多肥後守忠真」(ほんだ ただざね)。
浜松の人間である。
「忠真」は道の左右に旗指物を突き刺し
「ここから後ろへは一歩も引かぬ」と言って
武田勢の中、刀一本で斬り込み
39歳の若さで討ち死にした人である。
「忠真」の子「菊丸」は父の命により
家康を援護し浜松城まで無事逃がした。
「菊丸」は父の死や友達の死を目の当たりにし
のちに出家する事となる。
松平家・徳川家を忠義をもって仕え抜き
数々の戦で功績を残した「本多忠真」。
浜松の誇れる人の一人であると思う。
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